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秋晴れと近づく冬の気配

北海道・道東の湧別町。牧場には、澄み切った青空が広がる気持ちのよい秋晴れの日が。

秋晴れ

広々とした牧草地に秋の陽射しが降り注ぎ、その中で過ごす「ひとのわ」。

開放感のある景色と、のびのびとした牛たちの姿が、秋の牧場らしい穏やかな時間を感じさせてくれます。

秋の陽射しの中過ごす「ひとのわ」

一方で、北海道の秋はあっという間。

朝の最低気温が氷点下になる日もあり、牧草地にはすでに霜が降りています。

牧草地にはすでに霜が

日中は暖かくなる日もありますが、日に日に冬の気配が濃厚に……。

1日で雨、風、あられ、ミゾレ、晴れと忙しいお天気の日もあり、牛たちも大変そう。

気温が低く、風が強い日は牛たちは自主的に林の中に避難し、風や寒さを凌いだりしています。

林の中に避難

そんな季節の変わり目も、ひとのわは元気に過ごしています。

牧場では、牛たちの様子を見守りながら、次の季節に向けた仕事も進行中です。

3番牧草に取り組んでます

今年は、新たに3番牧草にも取り組んでいます。
北海道では気候の関係で牧草を収穫できる回数が限られますが、収穫時期が遅い牧草はタンパク質が多くなる傾向にあります。また、秋には牧草の割合的にもクローバーが多くなり、牧草全体バランスでもタンパク質も高まります(クローバーはタンパク質が豊富なので)。季節によって草の種類や栄養価が変わるので、それらを考えながら牛を育てるのが挑戦しがいのある所です。

刈った牧草を乾燥させています

▲刈った牧草を乾燥させています

一方、最近はエゾシカによる牧草の食害が悩みの種です。
以前から被害はありましたが、山から出てくるシカが増え、牧草を食べられることも多くなっています。
牧草バイキング状態なのでシカ達にとっては天国でしょうね……。
手をかけて育てた牧草を牛たちのために確保することも、牧場にとって大切な課題です。
誰か狩猟にきてくれればいいのですが。

ただ、こうした仕事や苦労がある一方で、晴れた日の牧草地には、思わず深呼吸したくなるような気持ちよさがあります。

青空の下、広い草地で過ごす「ひとのわ」

青空の下、広い草地で過ごすひとのわ。その姿を眺めていると、放牧地ならではのゆったりとした時間が伝わってきます。

霜が降り、冷たい風が吹き始めた湧別町。秋晴れの心地よさを感じられるのも、あとわずかかもしれません。

牧場の夕焼け

冬を迎えるまでのこの季節、牧場の風景とひとのわとの毎日を、引き続きお届けします。

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